星と宇宙の部屋
星の話し物語
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からす座
銀色の翼を持つ美しいカラスは、太陽の神アポロンの遣いです。
ある日、アポロンの用事で出かけたカラスは、ブドウの木の近くを通りました。
「少しココで休憩しよう」しかし、カラスは、ブドウを食べた後、昼寝をして、すっかり遅くなってしまいました。
困ったカラスは、近くにいた蛇をくわえ、アポロンへ報告をしました。
「アポロン様、遅くなったのは、この蛇のせいです。
蛇が私の行く手を阻みまして…」しかし、どんな嘘を言っても神様のアポロンにはすべてお見通しです。
「嘘をついた上に他人のせいにするとはけしからん」と叱られ、真っ黒な姿に変えられ天に貼り付けられてしまいました。
「からす座」を見てもカラスの姿はよくわかりません。
カラスを貼り付けた釘の頭が、星として光っているのです。
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