きのこがみた夢

あさつゆが　キラリと　かがやきました きのこは　めを　さましました 「あぁ　ぼくは　ゆめを　みていた」 きのこは　おもいだしました 「とっても　ふしぎな　ゆめだった」
	「ぼくの　みたゆめ　きいておくれ・・・ 　まっくをいそらに　ちいさな　てんが　ひかっていたよ」 「まぁ　それは　『星』というものよ」 ことりが　おしえて　くれました
「ぼくの　みたゆめ　きいておくれ・・・ 　星が　いっぱい　あつまって　つながって　おびのように 　そらを　おうだん　していたよ」 「まぁ　それは　『天の川』をいうものよ」 そよかぜが　おしえて　くれました
	「ぼくの　みたゆめ　きいておくれ・・・ 　天の川が　ぐるぐるまわっていたよ 　ぐるぐるぐるぐる　うずを　まいていたよ」 「まぁ　それは　『銀河系』をいうものよ」 くもが　おしえて　くれました
「ぼくの　みたゆめ　きいておくれ・・・ 　銀河系が　たくさん　あつまっていたよ 　てを　つないで　あわのように　つらなって　いたよ」
	「まぁ　それは　『銀河群・銀河団』をいうものよ 　あわのように　なっていたのは　『宇宙の大規模構造』よ」 おひさまが　おしえて　くれました
おひさまが　しずみ　あたりは　くらく　なりました そらには　星が　あらわれました 「あぁ、ぼくは　宇宙の夢を　みたんだ」
	こんやも　きのこは　宇宙の夢を　みます （星を蓄光塗料で描いていますので、暗いところで光ります。）